工事種別 | |
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工事件名 | 南本牧埋立工事(第4ブロック載荷盛土工その6) |
発注者 | 横浜市港湾局 建設保全部 建設第二課 |
工事金額 | ¥150,826,320 |
工事場所 | 横浜市中区南本牧7番3地先公有水面 |
受注日 | 平成29年9月5日 |
施工状況をドローンで撮影しました。
課題
この工事は、海だった所を埋立し地盤改良のためサンドマット工を行った上に盛土をする工事です。
本工事は他企業との調整や横浜市と国との調整、また土の振り分けなど協議することが多く、担当監督員と当社の現場代理人並びに補佐役等で試行錯誤し施工を行っております。
また、横浜市で初のICT施工(建設生産プロセス全体における生産性の向上や品質の確保を図ること)をさせていただくことになり、専門の技術者との打ち合わせを密に行い、本工事での見学会を開催し、横浜市建設業界に周知できればと思っています。
工事内容(施工方法・工夫)
まず、先行して施工してあるサンドマットを傷つけないため敷鉄板を敷く作業を行います。
その後、公共工事で排出された土を大黒中継所から毎日1,000m3~1,500m3ガット船等で海上運搬し、ダンプトラックへ積込み盛土箇所へ運びその土をブルドーザーで押す作業を4mまで繰り返し行います。
上記の通り、本工事は他企業との調整で土が足りない、土の状態が悪いため盛土材として使えないなどの理由で再生砕石を利用し盛土の代わりにならないかと考えています。
また、本工事現場は埋立地なので、沈下板を設置し毎日沈下量を計測しながら盛土を行っております。
結果
公共工事で排出された土の状態が高含水比のため、トラフィカビリティを確保できず盛土に適していないため当初155,522m3の土を使用し盛土を行う予定が45,737m3の土で盛土を行いました。搬入してくる土の状態は変わらず悪いため、私たちは土に再生砕石を混入させトラフィカビリティの確保を提案し再生砕石を含み45,737m3の盛土材として4m行いました。
また、もう一つの課題でありましたICT施工の見学会も実施することができました。従来の載荷盛土工とICTで行う載荷盛土工での人件費・材料費の削減や安全性など周知することが出来たと思います。
工事写真
着工前
完成
着工前
完成
着工前
完成
ガット船による揚土状況
積降し状況
ICTブルドーザによる均し状況
ICTブルドーザに搭載された計測モニター